「今日はありがとうね!いっぱい優莉のもの買えたし!」
「俺もサンキューな、健斗のいっぱい買えた」


帰りの電車の中で、買ったものを見ながら話をしていた


今手元にあるのは、服と靴とぬいぐるみ


ベビーカーとベビー用ベッドは送ってくれる


「いや~でもびっくりしたよぉ、健太君服のセンスないんだもの」
「うるせーよ!でも、健斗にあんなの着せるわけにいかなかったから感謝してる。莉子には感謝してるよ。いつもいつも」


健太君に感謝されて、涙が出た


健太君の言葉は魔法みたいだ


「莉子!?」
「あっ・・・はは、ごめん、ほっとしちゃって」


隣で泣いてるあたしの頭をただなでるだけだった


「健太君の手ってさ、大きいよね」
「はっ!?」


健太君は一度驚いていたけど、すぐ笑顔になって『そうか?』と笑った


あたし健太君の手大好きだよ


「じゃーね!」


電車が止まってあたしの駅に着いた


手を振って笑顔で別れた


お別れは笑顔がい行って以前にママが言っていた


さっ!優莉がくるまで、部屋の模様替えしなきゃ!


当分は学校へいけそうにないわね


忙しい毎日が始まった!