「あの先生」
「どうしましたか?」
「赤ちゃんは、いつ家に来れるんですか?」


あたしの質問に先生は、優莉を見ながら悩んだ後微笑んだ


「来週の月曜日ですかね」
「1週間後ですか、分かりました!それまで優莉を頼みます!」


あたしが頭を下げると先生は『大丈夫ですよ』と言った


微笑んでから、あたしは先生の前から姿を消して健太君の前に姿をみせた


「お待たせ!ねぇこれから、子供用品見に行かない?」
「おっ!いいな!健斗に何買ってやるかなぁ」
「あたしの買ったもの、優莉喜んでくれるかしら」


あたしたちは夢いっぱいだった


健太君もあたしももう母親と父親の顔になっていた


でも、実際育ててみるとそうでも無かったよね


あたし弱かったし、健太君一時期ひどかったもんね


「じゃー、出発進行!」
「お――――」


健太君ともう一度電車に乗って、子供用品が打ってるところへ行った


なんだか!デートみたくない!?


嬉しい~


・・・・まてよ?こんな気分ルンルンで、あたしもしかして健太君のこと好きなの!?


・・・ちがう、好きとかじゃない。同じ新米ママパパとして一緒に居るだけよ


これは、一時的な感情なのよ


そうだよ。今あたしには恋愛なんてしてる余裕ないんだもん


だよね?ママ