風呂もはいって、ご飯も食べてあたしは布団の中に居た


優莉はいつ家に来るかな


優莉との生活をあたしは楽しみにしていた


早く優莉来ないかなぁ


でも、優莉を育てることがあんなに大変だなんて思わなかった


全然想像なんてしてなかった


ただ、楽しい毎日が始まるそう思っていた


生活のほうは、おばあちゃんが出してくれることになってるし


電話で話したら、こっちに来る?と言われたけどあたしはママとの思い出が詰まったこの家を出たくなかった



あたしはママのぬくもりを感じながらこの家で過ごしたかったんだ


いつの間にか眠りに入っていたあたしは、一つの夢を見た


ママが台所で優莉を抱いているところ


優莉は嬉しそうに笑っていた


これが温かい家庭なんだとあたしは思った


ママの嬉しそうな顔を見て、あたしも微笑んでたと思う


夢の中だからか、パパが家に帰ってきた


パパはあの頃と変わらずかっこよかった


スーツ姿のパパに抱っこされたのかあたしの目線は高くなった


パパのこと大好きだった、だから肩車されるのがすごく嬉しかった


パパが死んだ時、一番泣いたのはあたしだろう