「姫依も、こんなの彼氏と持ってみたい」
「その前に、彼氏探しなさいよ」
「姫依の彼氏は、愛斗くんだもん!」


また勝手に決めて


愛斗くんはいつ姫依と付き合うって言ったのよと心の中で突っ込んでおく


「愛斗くんが、姫依の彼氏になったらまたこここればいいでしょ?」
「そうだけど・・・いつになるかなぁ」


姫依も自分でいいながら、不安なんだ


「姫依は、狙った獲物は捕えるまであきらめないもんね」
「そうよぉ~、姫依は欲しいものはすべて手に入れてきたよ」


姫依の家は、一言で言うと金持ちだ


だから、昔から欲しいものはもらってきたし、手に入れてきた


お金の使い方荒いんだよねぇ


あと、平気で人の彼氏に手出すし


危なっかしくて、目が話せないわ


♪~♪~♪~


どこからか、聞き覚えのある着信音が聞こえた


「姫依の携帯じゃない?」
「えっ?あっ本当だ。愛斗くんからだよ~」


姫依が嬉しそうに、メールを確認している


「莉子・・・姫依デートに誘われちゃった」
「はぁ!?デッデート?」



姫依が、携帯をあたしに見せてきた