「莉子は?」
「何が?」
「健太君としゃべってたじゃん」
「あー、助けてくれただけだよ」


あたしは、さっき会ったことをすべて姫依に話した


姫依は驚いていたけど、『よかったじゃん』と言った


何の意味か分かんなくて、『何の話?』と言うと姫依は意地悪く笑った


「まだ知らなくていいのよ!」


そ―言われると、気になる!


「なによぉ」


どんだけ、教えてもらおうとしても姫依は絶対教えてくれなかった


「じゃ―もういいわよ」
「うん。そのほうがいいよ」


姫依の言葉に引っかかったけど、気にせず遊ぶことにした


そのあと、プリクラをとったら色々なことをしていたら


あっという間に時間が過ぎて、時刻は6時を過ぎようとしていた


最後にあたしたちは、雑貨屋さんに来ていた


あたしたちお気に入りの雑貨屋さん


ここに通うことになったのは、あたしのいとこのお兄ちゃんが働いているからだ


「慎ちゃん!また来ちゃった」
「おぉ莉子!おばちゃん再婚するんだってな」


慎ちゃんが、あたしの顔を見て思い出したかのように言った


「そうなの~、いきなりでびっくりしたよぉ」