そのときだった。

――バシャッ!!!

「調子のってんじゃねーよ!ブス!」

目の前から走ってきた女の人が
いきなり液体をかけてきた。

この甘い匂い…。コーラ?

液体が入っていた缶を
私に投げつけ走り去る。

そして最後に言った言葉
が胸に深く突き刺さる。

カラカラと缶が転がっている。

「…うっ…。」

涙があふれ出し、その場に座りこむ。



もう…限界だよ…。