ヒュンッ!!

「きゃっ!!!」

何かが飛んできて
私の肩に思い切り当たった。

痛っ…。

「苺!大丈夫か!?」

陽介が駆け寄り私の顔を覗き込んだ。

「うん…。肩に当たっただけだから^^」

「ったく!誰のだよ。このサッカーボール!!」

そう言って陽介は周りを見渡す。
でも海の周辺は黒い車1台だけ。

「もういいよ。早く写真撮ろ?」

そういってケータイを持ってるはずの
手に視線を向け…。

って!!!!

うそ…。