今日は、待ちに待った初デート 「花穂!ごめん、遅れて!」 「いや、全然♪」 「じゃ、行くかっ。よく掴まっとけよ」 「うんっ」 2ケツしてもらって、目的地に向かった。 ずっと、寛の背中を見ながら話した。 下り坂は寛のお腹に手を回して しっかり掴まった。 寛の匂いが、寛の声が、 あたしの心を騒がせた でも、あたしを安心にもさせた 寛…