それから、
退学した後も
悪いことをしてるって
噂があれば
あちこちに行って
こてんぱんにやっつけたりした。
ほとんど夜にね。
だから
【月黒姫】っていう
通り名が付いたんだと思う。
姫なんか付いちゃってさ、
なんだか女扱いされてますよ。
「まぁそんな感じ。」
そう言って竜耶は真顔で私を見た。
まぁ一応、こんな私を
心配して言ってくれてることはわかってる。
キーンコーンカーンコーン
「あ、チャイム…私のクラスは?」
「あ、えーと1-S!クラス分けは、成績と…うん。」
はっきり言えばいいのにさ(笑)
まぁどうでもいいけど
「じゃぁ行ってくる。」
「あ、くれぐれもバレないよいにな!」
ったく…
心配だなぁ
「大丈夫だって。」
「あ、私1年だけど遅刻したり早退したり多いからね~♪」
一応言っとかないとね(笑)
「はいはい心得てます(笑)」
そして私は
理事長室をでて
自分のクラスに向かった。