「ん…」
ここは
病院?
あ…私刺されたんだ…
じゃぁベッドか
「紫乃!?」
「お前な!「私ね?」」
「夢の中で…祐貴と要に…会ったよ…」
バカだよね…
「私が…悪いのに…私を許してくれたんだよ…私が悪いのに!」
私が悪いのに
私がもっと
「私がもっと!もっと強ければ!田中も!白夜も!皆も!傷付かずにすんだのに!」
私が守れていたら
白夜達は襲われずにすんだのに…!
「なのに…私を…愛してるって…ありがとうって…言ってくれた!」
その瞬間、私の涙腺が緩んだ
「わかった!わかったから!」
白夜が
「紫乃には俺達が居る」
黒斗…先輩が…
「バカだよなぁ…生意気なんだよ!(笑)」
日翠先輩が…
「ほんッとお前はぁ!紳士を頼れ!(笑)」
黄太先輩が…
「…泣かない泣かない…」
蒼先輩が…
「ほら…みんないるよ」
朱也先輩が…
私を抱き締める
優しく温かく
「俺達は'仲間'だ」
久しぶりの人の体温に
私は少し戸惑いながらも
受け入れた
「ありがとう…」
仲間は
大切なんだ
祐貴…要…ありがとう