「紫乃お前!」


「よかった間に合った～!」


私は一気に緊張が取れた


「紫乃…お前は!」


「もういいよ。」


「ｯ」


私が白夜を助けにくるって、
あのときを思いだして責任を感じてしまうから

私に【六龍柱】のことも言わなかったんでしょ?


「わかるんだよ…お兄ちゃん」


「紫…乃…」


「それとさ…お兄ちゃん言ったでしょ?昔『紫乃の仲間は俺の仲間だ。』って」

だから私も


「言ったでしょ?『じゃあお兄ちゃんの仲間は私の仲間だね!』って!」

「がはｯ!」


「「「「ｯ!!」」」」



だから


「白夜の仲間は私の仲間なんだよ!」


「ぐはっ!」


だから
お兄ちゃんも


「私も白夜も、背負わないでいいんだ!」


ドンｯ!


「ぐっ!」




「私は進みたい!あの頃みたいに負けたくない!誰にも!自分にも!」





「だから次は私が守るんだ!白夜と、白夜の仲間を!」



私は叫んだ


自分に負けてしまうような気がしたから


負けたくない


自分に