「ん?いや別に屋上から見たら、この赤髪先輩が居たから白夜もいるかなぁって。」


あ…さっきから赤髪赤髪って言ってるけど…


まーいっか?(笑)


「赤髪…あぁ!朱也のことか!」

「そうみたい…」


あ、落ち込んでる…(笑)
少し可哀想に見えてきた…かも


「あ、そうそう白夜の妹、何でここに来たわけ?」


…確かこの質問どっかで聞かれたような?


あ…

田中洋介だ…。


「白夜がいるかららしいですけど…ていうか勝手に白夜g…「わわぁぁぁ!」」


「ど、どうしたんだよ」


私の言葉を遮ってまで何だね我が兄よ


「UFO!」


私は引っ掛かりませんよ?

ていうか
誰も引っ掛からな…


「どこ!?」

「どこだよ白夜!」

「あっちあっち!」

「U…FO…?」


引っ掛かってるし…


「紫乃!ボソッ…お前はなぁ、もう少し難くなれよ」

「なにが?」


「お?しらばっくれる気か?さっき…」


ギクッ


さっき…は

あ…


「屋上から木に乗り移ってたろーがぁ!」


「ちょっ、声でかい!」


「え?なにが木に乗り移ったの?」


聞こえてた!


「さ、猿が!」


「猿が!?」


ば、ばか白夜!
こんなところに猿がいるわけ…


「そっか!猿かぁ珍しいね!」


騙されてるし!


どんだけ白夜信用されてんだよ!(笑)