「はぁ…」



また寝たら私は


忘れているかもしれない
忘れれるかもしれない。


そう思ってた。


でもやっぱり

そう簡単には忘れさせてくれないみたいだ。



「うっ…ッ…」


そして今は屋上



誰も居ない場所だから泣けた

声を押し殺して。


泣いてすべてを忘れたかった



だって忘れることが


一番楽だから



そうでしょ?



「祐貴…要…私…最低だよッ!…忘れようとしてる」



でも…

でもね…



「しょうがないんだよッ!」

雨の中…



「うッ…うっ…あ゙ぁぁあぁぁー!」

私は何度泣いただろう

どんなに泣き叫んだだろう

何を叫んだだろう…



覚えてないや…



「ははッ、こういうことは忘れれるのに…」




忘れたほうが


一番楽…なんだよ



でも…

やっぱり簡単には

忘れられないよ