「あぁ!ノート無くなった!」


黒斗達が卒業してから一週間たった…。



「もう今日の授業終わるしいんじゃね?」


「そうだね」




正直…
寂しくないわけじゃない。

でも

いつでも会えるし
メールだって電話だってできる。


昨日だってしたし。


キーンコーンカーンコーン


「よし今日は終わりー!帰ってよし!」


私は席から立ち上がり
洋介と教室をでた。



「じゃあなちゃんと飯食べろよー!」


少し喋った後
私と洋介は別れて
部屋に帰ろうとした



「…庭に行こうかな」

でも私は部屋に戻る気がしなくて
庭に向かった