「そうそう。…それに怪しい行動なんてしないしなー。」
あははと笑いながら言うと、近藤さんがうむ。と頷く。
「そうだな。……歳、俺が連れて来た奴を信用しないのか?」
「ぐっ!」
つまりそれは、頷くと近藤さんには見る目がないってことだ。そんなことを土方さんは頷けないだろう。
見るからに、近藤さんのことが好きっぽいからな。
「……つーか俺ってそんなに信用ないか?あー、俺泣きそう。」
「てめぇは黙ってろ!」
しくしくと泣き真似をしたら土方さんが怒鳴って来た。きゃー恐い!
「まぁまぁ…。それより土方さん。近藤さんを信用しないんですか?」
「…そんなつもりはない!」
「それならば、信じましょうよ。…ね?」
「…~~わかった。」
た、隊長すげぇー!尊敬します、俺!
「うんうん。…じゃあ、雪君これからよろしく頼むよ!」
「わっかりましたぁー!近藤さん。……ところで。」
笑顔で俺を見て来る近藤さんの瞳は暖かくて心地好い。
「なんだい?」
「いやー、俺はどこで寝ればいいんですかねー?ほら、もう夜ですし。」
これ重要。今は、この疲れている体を休ましたい。まじで。それでなくとも脇腹が痛いのに。今じゃあ、いつもの調子で話しているがいつまで持つかわからない。
「そうだな。……うーん、じゃあ俺と寝るかい?」
「え?いいんですか?じゃあそうするー!…………なんか父親と寝る感じだな。」
「俺も息子と寝るみたいだ。」
父親と一緒に寝た記憶なんてないが、こんな感じだろう。