「じゃあ、私のところで、いいんじゃないですかー?」



近藤さんがまたもや悩んでいる時に障子をスパーンと開け、笑顔で言い放った男が障子のすぐ近くに居た。……なんだこいつ、美少年じゃねぇか!ああ、美少年、俺もそんな中性的な顔に産まれたかったぜ。



「そ、総司?」



「なんですかー?近藤さん。」



「お前の所って……。」



「うん私はいいよ。弱くても鍛えればいいだけですし、強ければ問題ないのですし。…ね?」



「うーむ、……そうだな。では、岡村君を一番隊に入れるとしよう!」



あれ?決まったの?こんなにあっさり?……悩んだ時間無駄じゃねぇ?



「やっとか…。」



決まったことに喜ぶ…喜んでいるのか知らんが、またもや副長が溜め息をつく。…溜め息付きすぎなんだよ!幸せ逃げんぞ、こらぁ!いや、俺にはぜんっぜん関係ないけどな。



「…はい?」



つまり、俺は意味がわからない。なんでこんな状況なのかも完全に理解していないが。



「…よろしくね、えーと…岡村だっけ?」



「…はい?」



そんな笑顔を俺に向けるなぁ!……いや、そんなことより…どーなってんの?これ。



「…ああ、岡村君に説明しないとな。」


そうそう近藤さん!俺が求めるのは、説明だ!