にやける顔を隠して


俺は記憶にある彼女の家に向かった



「・・・あれ?先生」

果歩が話しかけてきた


「ん?どした」

「道、そっちじゃないよ?」

え・・??

いやいやあってるよ??

だって俺覚えてるもん・・・??


「え・・・ここまっすぐにいったとこじゃなかったっけ??」


俺はそういうと

果歩は目を見開いて

「・・・ここ曲がるとこですよ?私マンションに引っ越したんです」


引っ越し??

「で、ここまっすぐ行くと私の前の家のほうなんです」


何で知ってるの?って果歩は言った