「あはは・・・」


笑いながら、彼女は


「でも、ほんとに家近いから使ってください」


そういうわけにもいかない・・・

でも、借りないとこの子しつこい気がするな・・・


あ、そうだ

「じゃぁ君の家まで送ってくよ」

そして帰ってくればいいんだ

この傘は悪いけど借りて・・・


「いやいや、でも!悪いんで」


「こっちのほうが悪いんだから、そんぐらいさせてよ」


笑いながらおれはいう