「いえ、読んでくれたなら、嬉しいです・・・」





 「返事書けなくてごめんね?」






 「いえ、とんでもない・・・」





 「あのー、あたしたちだって、書いたんですけどー」





 振り向けば、女子がしかめっ面。





 いちいち名前覚えてないんだけど、黒宮さんは、入院直後にくれたからたまたま覚えていただけで・・・。






 「ああ、みんな・・・ゴメンね?」






 はあ、めんどくさい・・・。