公衆電話に行き、婆ちゃんに電話した。


クソッ!


電話に出ない。


電話機を置き、部屋に戻った。


母さん、どの位歩いてないん?


二か月ぐらいかな。


母さんの世話を、
誰もしていない。
母さんを、放ったらかしにしている様に見えた。


母さん、一人で寂しかったろ。
心細かったろ。
辛かったろ。


そぅ思うと、母さんが可哀相で、可哀相で、涙が出そうになった。

ちょっと出て来る。


震える声で言った。