何度も石を投げたが、ヨシオは眠って気付かない。

くそぉ~!気付けよ。
俺は仕方なく公園のベンチで寝る事にした。
ベンチに横になったが、さっきの事が気になり眠れない。
何度も目が覚め廻りを見渡した。

やっと朝だ。

俺は公衆電話から、
婆ちゃんに迎えに来て欲しいと電話した。

ベンチに座っていると爺ちゃんが迎えに来てくれた。

まずは爺ちゃんに、
夜の事を話し、
その後婆ちゃんにも、話した。

俺は夜、ろくに寝ていないから少し眠った。
ひでちゃん起きて。
ひでちゃん!

ん?何?

今から霊媒師の所に行こう。

今から?

うん。準備して。

わかった。

爺ちゃん、婆ちゃん、俺、3人で霊媒師の人に会いに行く事になった。

車で1時間ぐらい掛かるらしい。
車の中で俺は、
婆ちゃんに聞いた。

婆ちゃん、霊媒師の所に行ったら俺に付いてる霊を払ってくれるん?

う~ん。払ってくれるかは解らんけど、アドバイスは、してくれると思うよ。
なんせ、忙しい人だからね。
今日も無理言って会ってもらうんだから。

もう霊は見とーない。

やっと霊媒師の人が居る家に着いた。
古びたアパートだった。