「・・・・え・・・・?」



あたしに、お兄ちゃんはいない・・?



ははっ、う、嘘だよ・・・。



だって、お兄ちゃんって言ったらちゃんと振り向いてくれるし。



小さい時から一緒に暮らしてた。



「う、嘘だよ。だってヤミはあたしの・・・」



「だから、違ぇっていってんだろ!!」



ヒサが机をドンッと叩く。