「お前ほどの力を持った奴なら、ここに来なくてもそこらのグループに入ってでかくすりゃあよかった。」



ヒサが腕を組みながら俺を見る。



「それをしなかったってことは、何か目的があったんだろ?」



「目的って・・・こいつスパイか!?スパイなのか!??」



赤い髪の男がヒサに問いただす。



つか、スパイって。



天然か?バカなのか?



「目的は・・・何かな・・・?」



ヒサの後ろから、ミルクティー色した髪の奴が出てきた。