「―たさん――秦さん――色秦さんっ―色秦さん!!」

最後の抵抗の時間はもう終わり。

誰かが私を呼んでくれているから。


そしてきっとこの声は、私の道を照らしてくれる光だから…


私は目を開けるの。



現実を見て、未来を見て、夢を見ながら生きる為に。


そして、その時に、私の隣に笑って居てくれる人の許へ、行くために。



どんな辛い現実があろうとも、私はきっと大丈夫。


まだ見ぬ、未来の大切な人がいてくれるから。



まだ見ぬ未来の大切な人

未来の私を、どうか、よろしくお願いします。