「「……………っ」」 今度は、二人で顔を真っ赤にさせる。 「あああの、母さん!」 物凄い勢いで、おばさんに掴みかかろうとする亜流は、あたしの一言で壊れてしまった。 「…………何?あたしじゃ、不満?亜流」 「……………へ?」 もう、全身真っ赤っ赤な亜流をおばさんと二人で、ケラケラと笑う。 そうこうしているうちに医者たちが到着し、 あたしの傷の手当てや亜流の検査に見回れ、会話なんて出来たものじゃなかった。