皆と違う方向に行く私たちを
何度も見る生徒たち。

けど南都は気にしないで走る。

「…亜由!?」
「ハァ…ハァ…愛…美」
「サボり?だから馬鹿になるんだよ!」
「愛美、あんた何言ってんの?…ハァ…ハァ…亜由を泣かせたら許さないから」
「私もだよ!私亜由大好きだもん」
「そのあんたのデリカシーのない発言で亜由を泣かせたんだよ、気づかないの?ばかじゃん」
「ひどいっ!南都そういう事言うの?亜由はそんな人じゃないよ」
「ふざけんな!そんな人?…はあ?お前何もわかってないくせにいうなよ!」