冬休みも終わり、今日から学校。

あの日から
愛美とは気まずい。

“私だって杉本君が好きだから”

確かに愛美の言ったとおり…杉本君への気持ちの方が大きいのかもしれない。
だからショックだったのかもしれない。

「亜由おはよ!」

「…南都うううう!」
久しぶりの南都に
私は泣きそうになってしまった。

「ちょっと!どうした!?1限目サボろっか!」

「南都…」

南都の優しさに
また泣きそうになった。