玲於side


｢私は柏木 乃愛(ｶｼﾜｷﾞ ﾉｱ)です。えっと、好きなのは…家族かな？
まあ、家族っていうか…７つ離れた双子の弟たち。
趣味は…あんまり時間ないから、特になしかな｣

｢えー乃愛ちゃん趣味ないの？｣


俺的には以外だった。


他の２人の女の子も可愛いけど、乃愛ちゃんのこの｢男馴れしてません｣みたいな初な反応をする子が俺は、俺の色に染めたくなる。
たまには、こういう変わった味を試すのも悪くないじゃん？


だから、好きなものとか趣味とか見つけたらイチコロとか思ってたんだけど…好きなのは、無理。
俺、野郎とかいくら小さくても興味なし。


だから、趣味期待してたのに無し？

乃愛ちゃんのイメージ的にガーデニングとか小物作りとかかなあ…って、思ってたのに。


"あんまり時間ないから"か…。面白いじゃん。


｢家とかでもやることが多いから、趣味に費やしてる時間が無いというか…なんというか｣

｢忙しいんだ？｣

｢…まあ、そんな感じです｣


さっきの事が頭に残り過ぎたのか、あんまり目を合わせてくれない乃愛ちゃん。

いいね、ますます俺色に染めたくなったよ。


覚悟しててね？
乃愛ちゃん。