「おはよ、莉音。」 教室へ着くと、いきなり郁から声をかけられ驚く私。 「あっ、おっおはよっ」 「ねぇ、話あるから今いい?」 「…ウン…。」 そう言って、私は郁についていく。 ついたのは、1階の廊下。 ここって… 「覚えてる、僕たちここで初めて会ったんだよね」 そう言って、私の方を向く郁。 そう、この廊下はクラス表が張り出されていたあの場所。