溺愛彼氏×ドジな彼女



「…実はね、ずっと不安だったの。
 私は、佑斗の恋人にふさわしいのかな…って。」

何んだソレ…

「佑斗は、かっこいいしモテるし…。
 こんな私でいいのかなって…ずっと」

俺は、莉音の言葉をさえぎり抱きしめる。

「ごめん、莉音。
 悩んでること、ずっと気づけなくて…。
 …莉音、ふさわしいとか…周りの思うことはどうだっていいよ。
 俺は、莉音じゃねぇと嫌だ。
 俺が…莉音じゃないとダメなんだ。」

「佑斗…」

「それに莉音は、すっげえ可愛い。
 他の奴よりも…誰よりも。
 莉音がいい。
 …莉音が好きなんだ。」

「…私もっ。
 佑斗じゃなきゃ嫌だよ!
 佑斗…ありがとう、大好き!!」

そう言って莉音は、俺を強く抱きしめる。
俺も、抱きしめる力を強めた。

「莉音…」

「何?」

「これからも、何か悩んでたら俺に言えよ?」

守ってやりたいんだ…莉音を。
大好きだから。

「うんっ…ありがと!!」






優しく莉音の唇に触れる。

莉音…好きだ。
そんな想いを込めて。

唇が触れると同時に、莉音が俺の服の袖をつかんでくる。

俺こういうのに弱いんだよな…。


唇を離して、もう一度重ねる。

「…佑斗っ///」

俺の服を掴む手が、さらに強くなる。
可愛い…。



莉音…
もっと…もっと…
莉音に…触れたい。



唇を離すと苦しそうに、呼吸をする莉音。









「ずっと不安だったんだろ?
 だからその分、感じさせてやるよ。
 不安も…忘れるくらい…」

「ゆうっ!!」

俺は話そうとする莉音を無視して、唇を重ねる。

莉音の甘い声が、耳に届く。
俺は、かまわずキスをしていく。




「莉音…好きだよ」
絶対離さない。








「寒っ~!!」
帰り道、冷たい風を受け思わずもれた言葉。

「大丈夫か?」
心配そうに顔をのぞきこみ、聞いてくる佑斗。

「だっ大丈夫だよ///」

そう言った私を、じっと見つめる佑斗。

「なっ何///」

すると佑斗は、急に私の手をつないできた。

「…こうしてたら、ちょっとはあったまるだろ。」

少し照れて、目をそらす佑斗。

「…可愛い///」

「…バカにしてんのか?」

「ちっ違うよ!!
 ただ…」

「ただ?
 何だよ?」

「…照れてる佑斗が、可愛いくって」

「っ!!
 別に照れてねぇよ!」

「嘘だぁ~!」

「嘘じゃねぇよ!」

そうやって動揺してる時点で、怪しいけどね。




「…いいから、早く帰んねぇと風邪ひくぞ。」

「うんっ。」

そう言って私たちは、手を繋ぎ歩き出した。


「なぁ、莉音。
 …クリスマスってヒマ?」
私の家の前…別れ間際に、言った言葉。

「うんっ!
 ヒマだよ?」

「じゃあさ、デートしねぇ?」

「へっ!?」

「…嫌?」

「うっううん!!
 嬉しい///」
クリスマスに佑斗といれるなんて…。

「じゃあ決定な♪」

「うんっ!!」

「クリスマス…楽しみにしとけよ?」
そう言って佑斗は、優しく頭を撫でる。

「うっうん///」

「じゃあな」

「また明日ね!」





佑斗とわかれ、部屋に入る。
「はっ!!
 そうだっ!
 クリスマスプレゼント!!
 …何がいいかな…」

う~ん…できれば、身に付けるモノがいいなぁ。
ネックレスとか??
…よしっ!
明日、アクセサリーショップに行こう♪
そしたらいいの見つかるかも…!





放課後。

「佑斗、今日用事あって…一緒に帰れないんだ…」

「…そっか。
 ん、わかった!
 じゃあ、また明日な」
そう言って私の頭を撫でてから、佑斗は帰った。



少し時間をおいてから、学校を出て私はアクセサリーショップへ急いだ。

「あっ!
 これもいいかも!
 どうしよ…」
何て、店につくなり悩み出す私。

「お客様、お悩みですか?」
優しそうなお店の人が、そう声をかけてきた。






「…はい。」
すっごく悩み中です…。

「どういったモノをお探しですか?」

「カッコイい感じので…」

「どなたかへの、プレゼントですか?」

「はっはいっ…かっ彼氏に///」
彼氏って何か人に言うの恥ずかしい///

「まぁ!素敵ですね!
 じゃあ、自分でセレクトできるネックレスはどうですか?
 これなら、お好きな言葉もいれれますよ。」

「自分のセレクトですか?
 いいですね!!
 あっ…でもおいくらですか…?」

「選んだチャームにより、異なるので…。
 作ってから、お考えになってもかまいませんよ?」

「ホントですか??」

「はい。」
そうニッコリと微笑むお姉さん。

「じゃあ、お願いします!」

「かしこまりました。
 では、どうぞこちらへ…」




お店の人についていき、部屋に入る。

ガチャ

「わぁっ~すごいっ」
部屋の中には、たくさんの種類のチャームが並べてあった。

「お好きなチャームを、5つお選びください。」

「はいっ♪」
なんだかワクワクする…!!


数時間後…

「選べましたっ!!」
そう言って、5つのチャームを手渡す。

1つ目は、幸せを祈るクローバー。
2つ目は、いつも私を助けて…守ってくれる佑斗を表した剣。
3つ目は、クリスマスを表しす雪の結晶。
4つ目は、私の想いを表すハート。
5つ目は、名前のイニシャル•Y。

「こちらに入れる言葉は、何にされますか?」

「じゃあ、Forever Loveで///
 お願いしますっ」

「かしこまりました。
 少しお待ちください。」




少しして、さっきのお店の人が出てきた。
「お待たせしました。
 こちらで、お値段を計算させていただくとこうなります。」
そう言って、電卓を差し出してくる。

「…」
えっ…ネックレスって以外と…する…??
今月、金欠気味の私には、キツい値段。
でも、この想いを込めたネックレスを…佑斗に、プレゼントしたい。

「…あっあの!
 とりあえずこのまま、おいといてもらえますか?
 クリスマスまでに、買いに来ますんで!」

「かしこまりました。
 では、こちらに住所とお名前を…」




「ありがとうございました~」

お店を出たあと、
「よしっ!!
 バイト探すぞ!!」
クリスマスまで、あと2週間…。
頑張るぞっ!!