ある日、
優とコンビニに行ったら
レジに湖亜ちゃんがいた。

「いらっしゃいませっ♪」


ここ半年、サッカーだけ
見てきた俺に
一年前、一目惚れした
時のことがよぎった。


優は普通な顔をして
湖亜ちゃんの前に立った。

「あれ?もしかして
赤高のサッカー部の
高山 優くん?」

「ああ。
俺の事知ってるの♪?」

「サッカーうまいよね♪
いつもベランダからみてるのw」

「へえw 湖亜ちゃんだっけ?」

「名前知ってるの?
私、そんな有名?(;´Д`)」

「湖亜ちゃんモテるよね?♪
だから知ってる。」

「モテないよΣ( ̄□ ̄;)!!
可愛くないしちびだし」

「あ それより、
コイツと友達になって
欲しいんだけど」


「サッカー部のひと♪?」

「うん。
俺、小林 海。よろしく」

「かいっていうんだ♪
じゃあ夏うまれ?」

「あ、うん。8月3日」

「ハチミツだ♪w
私も夏うまれだよ(^O^)
おばあちゃんが海よりも
湖がすきだったらしくて、
'こあ'になったw」

「へえw
いい名前じゃん」


「ありがと。海君♪」


「じ じゃあ、
またっ!」


「ばいばいっ
優君、海君♪」