ーーーーー。

「大丈夫か?…」

「………うん」

「……嘘つけ」


バスの中で自分が発した言葉に後悔していた。

私はこれからどうなるんだろ…みんなと戦うのかな…
あぁ…だめだ頭がきれいに回らない…


「………春」

「………ん」

「……あんま悩むな…おまえには優や想、それに俺もいる、役には立たねえかもしれねぇが全力でおまえを守るし、戦うのなら一緒に戦う…だからそんな悲しい顔すんな…」

陸はぶっきらぼうに私の頭をかき撫でた。


っ///!!!
どしたんだろ私…
自分でも顔が赤くなってるのかわかる。
なんか…こぉ…想に撫でられ時とは違う胸がキュウってなる感覚。


「…なんか陸が優しかったら調子狂う」

「…うるせぇ」

「でも…ほんとに嬉しかった、陸ありがと!」

「……ん」

そう返事するとまた寝てしまった。


陸…ほんとに嬉しかったよ、ありがと。


私はもう一度心の中でお礼を言い、流れる景色に目をやった。