もし売り切れていたら本日の昼食抜きが確定する。
それに堪えられる自信などあるわけない。
(まーにーあーえー!!)
そう必死に祈りながら全力で廊下を走り抜けたのだが。
『ノォォオオー!!』
時すでに遅し。
無情にも購買には"完売しました"の貼り紙がピラッと貼ってあるだけで。
まさかのお昼ご飯抜きが確定されてしまった。
『そんなぁ…』
空腹のまま午後の授業を乗り切らなくてはいけないのかと思えば泣きたくもなる。
だってそんなの鬼畜すぎるでしょ。
恐らく私の顔は絶望に満ちていたに違いない。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
読み込み中…