すると、今度は凜の奥から色白の男の子が現れた。

「か、かっこいい…////
あっ!わ、言っちゃったっ…」

あほなわたしは、思ったことをつい口に出してしまった。

「えっ!オ、オレがっ…?!////」

凜に"なぎさ"と呼ばれたその男の子は少し照れたように腕で口元を隠した。

本当に、口に出してしまうくらいかっこよかった。


髪は自然な茶色。染めた色じゃなくて、元からこの色なんだろうな。

「…あ、ありが…とう。星名さん」