俺は、一ノ瀬空輝。

光龍の幹部だ。


俺が、翔に出会ったのは中3の時だった。




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俺は、生まれたときから母子家庭だった。

よくわからないが、俺が生まれた瞬間親父は家を出て行ったとかなんとか。



でも、俺は幸せだった。

母さんは普通に優しかったし、親父のことを聞いても怒らず話してくれた。




そんな、母さんが俺は大好きだった。また、尊敬していた。

俺もこんな強い人間になりたいと。



小学生になり、母子家庭のことを言ってくるヤツもいたけど俺は相手にしなかった。

母さんは、ずっと俺のために働いてくれていたのを知っていたからこれ以上迷惑はかけたくなかった。



それに、それなりに友達もいた。

友達は、そのことを言うたびに怒ってくれてそんなことが不謹慎にもすごく嬉しかった。




俺は、不幸なんかじゃない。


俺は、幸せなんだ。



いつも、この言葉を寝る前に言葉にしていた。