「結果的にゆーは何かを俺たちに隠してる。」
今までずっと黙ってた空輝がしゃべった。
「確かにな。・・・・でも、無理矢理はきけねーよな。」
「あぁ。だから、柚が俺たちに言うまでそっとしておこう。」
「「「「了解。」」」」
その後、俺たちは解散した。
みんなが帰った後、俺はソファーに寝っ転がった。
まだ、確信がなかったからアイツらには言わなかったけど、たぶんアイツは祐瑠さんがこの世界にいたことを知ってる。
万が一知らなかったとしても、アイツはどっかの族に入ってたに違いない。
そうでなければ、あんな悲しい瞳はしない。
まるで、俺たちを心配しているような瞳・・・・。
「あぁぁぁっぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」
答えが全く出てこなくイライラしてセットした頭をグシャグシャにした。