「そっか・・・・。でも、じゃーなんで柚ポンは翔のことを怖がんなかったの?」
「それがわかんねーんだ・・・。」
でも、アイツは絶対に過去になんかあったんだ。
あの瞳を見ればわかる・・・。
・・・・・・あの悲しい瞳。
俺たちといる時だけはただ喜怒哀楽が激しい女だけど、
俺たちのことを聞いたとき・・・・・
俺たちの倉庫を見たとき・・・・・
俺たちの仲間を見たとき・・・・・
ほんの一瞬だけどすごく悲しい瞳をしていた。
まるで、違う何かを見ているような。
それと、アイツは俺たちじゃない仲間(柚曰く下っ端君たち)のことを誰よりもわかっている。
まるで、俺と同じ総長の立場で見ている瞳だった。
俺はまだ総長始めて3か月しかたってねーけどわかる。
アイツはこの世界を知っている人間だ。