「何、このバカデカい倉庫は?」



今、私の目の前には廃坑になった倉庫がある。

門の前には、バイクがズラーーと整列して置かれている。

何気に几帳面なんだな(笑)



そんなことを思っていたら背後から、低い声が聞こえてきた。



「光龍の倉庫にむかってバカをつけんな。」


「あ、ごめん。光龍の総長さんにバカを付けて欲しかった?」


「テメェ。」




この光景を見て、信也と椿が大爆笑していた。

幸君は、影でクスクス笑ってる。

空輝は、ついた瞬間すぐに倉庫に入ってしまった。



ここには、幸君が手配した車できた。

私の予想とは、裏腹に門の前で待っていた車はポルシェだった。



私は、ポルシェを見るのが初めてだったから大はしゃぎ。

それを見て、松木がバカにしたからお返しに、スネを蹴ってやった。



車の中には、20代ぐらいの若男が運転席にいた。

私を見るなり、目を見開いたけどすぐに優しい笑顔に戻って倉庫まで送ってもらった。



そして、今に至る。