柚は、少しびっくりした顔をしたけどすぐに受け取った。


「ありがとう。でも、これ何?」


「それは、光龍の姫っていう証みたいなもんだ。」




そう言った瞬間、寝ている空輝以外がこっちを見た。


「そういえば、なんで柚瑠に渡してなかったんだよ!!」


「そーだよ。みんな、認めてただろう。」




そっか。バカトリオは空輝のこと知らなかったんだった。


本当、コイツらめんどくさいな。



「違うよ。2人とも。私はついこの間みんなに認められたんだよ。」


柚は、2人に有無を言わせないような笑顔をして言った。


「それで、私はこれをつけとけばいいの?」


「あぁ。それをつければ光龍のやつらはみんな守ってくれる。でも、俺達を敵だと思ってるやつらにこれから狙われるってことだ。」



「ふ~ん・・・そういうことか。」


柚は、ほんの数秒考えてペンダントをつけた。