ピーンポーン


ガチャッ


「は~い、どうぞ~♪」




今、俺達は柚の家の前にいる。

あの後、柚は「自分の部屋掃除したいから、先帰るね。」と言って帰って行った。

俺達も1か月泊まるから荷物を持って倉庫集合となった。


そして、今に至る。


てか、祐瑠さんは俺達が来ること知ってんのかよ!?

もし、知らなかったりしたら・・・・・確実に殺される!!





「ねぇ、ゆー。親は俺達が来ること知ってんの?」

「え?知らないよ。別にうちの親気にしないし!!」



・・・・・・ヤバイんじゃないか!?

てか、この天然女。俺達が男だってわかってんのかよ!?

万が一、柚に手を出したなんて知ったら祐瑠さん怒る・・・・いや、泣くだろうな。



俺は、柚に気づかれないようにため息をついたら、


幸は俺の思ってることがわかったのか、肩に手を置かれて「大丈夫。」と一言言って家に入って行った。



あのバカトリオは速攻家に入って行って、部屋を見学してる。

空輝は、柚のことがお気に入りなのかずっと柚の隣にいる。


「翔?入らないの?」


「いや、入る・・・・おじゃまします。」


「どうぞ♪」


なんか、今年の夏休みは大変なことになりそうだな。