聖也は、もう1度瞑った目を開き

私の方を見た。

それだけでも、なぜか反応してしまう。

聖也の顔が綺麗すぎて・・・・・。

「着けば分かる」

それだけ言ってまた目を閉じだ。

は?着けば?

『運転手さん!急いで、その・・・溜まり場行ってくれっ!』

「あ?・・・あ、はい」

返事したよな・・・?

理由を聞いてさっさと帰らないと。

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「着きました」

ここ・・・ですか?

窓から見ると外には

たくさんの倉庫みたいなものが並んでいた。

するといつの間にか降りた匡が、ドアを開けて

「ここだよ~!ささっ、降りて~」

『え?』

「さっさと降りろ」

『はぁ?』

横を向けば眉間にしわを寄せた・・・聖也。

『なんでこっちから・・・そっちにもドア「いいからさっさと降りろ」

『ちっ』

何だこいつ・・・。

「あはは~聖也に舌打ちなんて・・・面白いね~ひかるちゃんは」

『あはは』

車から降り周りを見渡した。

『すげー』

「でしょ~」

匡はそれを言い倉庫の中に入ろうとした。

『あの・・・私は』

「あ~あ、入っていいよ~」

『えぇ?』