「おい」

口と目を開いた・・・聖也。

「お前もな・・・言いたいことがあるなら口開いて言え」

『はぁ?』

あっ!

口に出してしまった。

いわゆる、喧嘩を買うときに言う台詞。

そのせいで思いっ切り聖也に睨まれた。

凄い形相で・・・。

正直・・・怖いっす。

『・・・で?匡、何?』

話を変えたもん勝ちだ!・・・今は。

「あ~・・・今から俺達の倉庫に来てもらうから」

はぁぁ?意味が分かりません。

頭に?が浮かぶ。

「バカだろお前」

はぁぁぁ?

『意味わからん』

「だ~か~ら~、白琥の溜まり場に行くの~!」

匡・・・いちいちうざったい・・・。

『んで私が?』

「それは~・・・聖也に聞いてよ~」

匡はそれを言って

前を向いてイヤホンを耳につけてしまった。

嫌がらせか?

私は匡の言われた通り聖也に・・・

『聖也・・・』

名前を呼んだだけでも眉間にしわを寄せる聖也。

呼び捨てしたことか?

『んで・・・私・・・行かなきゃいけねぇの?』

もう言葉づかいなんて

気にしていなかった私。