「えー!!それで??もしかしてまた----」

「・・・シた」

「うわぁー・・いい加減別れなさいよそんな男」

親友のひよりは目の前のアイスコーヒーを飲み干した。


ひよりはあたしがかかえてる悩みを全部知ってる。

悠希の事も。

あたしの事好きじゃないって事、それに---他に彼女が居るかもしれないって事。


あたしが普通に悠希と体を重ねる事に、ひよりはいつも「ありえない」って言う。


「わかってるよぅ。わかってるけどさぁ」

「けど何よ」

「・・・好きなんだもん」

「・・・・・・好きな奴には体やるのか」

・・別にそういうつもりじゃないけど。

「優菜はさぁ、悠希さんの事好きなんじゃ無くて、憧れてるんじゃないの?」

「えっ?」

「だって悠希さん2個上だし----もしほんとに好きなら、相手が自分の事好きじゃ無くなったって分かった時点で潔く諦めるんじゃないの?」

う・・・

さすがひより、痛いとこついてくるなぁ・・・