「え?」

「気付けなくて…ごめん」

何年間もずっと、一緒にいたのに
疾風の影の部分を、分かってあげれてなかった

「そんな…俺こそ、ずっと隠しててごめん」

「言えなかったんだよね…?」

「あぁ…」

「あたし達が、余計な心配するから…」

「余計じゃない。嬉しいよ、でも心配かけたくなかった」

いつも笑顔でいた疾風、体の具合が悪い時だってあったんじゃないのかな。