「…っ、なんで言ってくれなかったの?そんなに…信用なかった?なんでずっと、ずっと…隠してたんだよっ!」

「信用してないわけじゃない」

「だったらなんで?もう分かんねー…」

困ったように眉間にしわを寄せる疾風

それから爽汰は何も言わず病室を出て、あたしと疾風と二人きりになる。

「…疾風、ごめんね」

先に沈黙を破ったのはあたし。