「はよ~」 眠たそうにして声を掛けてきたのは、親友の荒木克己。 「朝から眠そうな顔してんなぁ?」 「悪ぃな♪」 克己とか中学からの付き合いで、唯一無二の存在。 「1限なに?」 「数1。やべ、宿題やってねぇや」 「提出だぜ、やばくね?」 「ま、いいか」 「いいのかよっ」