そんな幸せもつかの間。



大好きな椿ねーちゃんからの突然の告白だった。






「ヨーロッパに行くことになったの。」




椿ねーちゃんは高1。
このときの俺はまだ小6。


「嘘だろ?」



ううん、というように椿ねーちゃんは首を振った。