ドアにもたれかかって怒った顔をしている心と、今にも泣きそうな顔をしている愛華がいた。

愛華は、走って私のところに来て目に涙をためながら

「ごめんね?怖かった?」

と聞いてくる。私は『大丈夫だよ』といいながら愛華の頭をなでた。

心は私を助けてくれた人の元へいき、“大丈夫?”と声をかけているようだった。

彼女は私の前にきて≪大丈夫か?≫と聞いてくれた。

『はいっありがとうございましたっ』

と笑顔で答えた。

≪そっカ。あたしは徳永 澪≫

『あたしわ鈴木玲ですっ!』

≪よろしく。さっきのんは彼氏。健。≫

「ねぇ!今から出かけない!?」

といきなり愛華が言い出した・・・。

転校そうそう早退はヤバいでしょ・・・

≪いいねぇ!!いこーあたしカラセンコーになんかゆっとくし!!≫

・・・。まっいっか!!

てことで4人で早退した。