また暇になって窓を見ていたら後ろから

{ねぇ、君が鈴木さん?}

と話しかけられた。

振り向くと、金髪にピアスを口にも開けている見た目カラチャラそうな人がいた。

『そうですけど??』

{やっぱかわいぃぃ!!ねぇ俺と付き合わない??}

は?いきなりかよ・・こいつチャラ。

『ごめんなさい・・。』

{は??お前、俺の事ふんの??}

と・・。なんだよ

『ごめんなさい・・。』

{じゃ、メアド。}

『えぇっ?』

{だから、メアド。}

無理だよ・・。

『ごめんなさい・・』

{は?お前、ちょっとツラ貸せ}

と、教室のドアの方へ手を引っ張られた

『チョっぇ!やめてよ!』

{黙れ。}

えぇーどーしよー・・・。

すると

≪お前が黙れよ。≫

と女の人の声が聞こえた。

ん?誰?いまの・・?

声のした方を見ると、見た目ャンキーの人がいた。

{は??お前誰だよ。俺様に喧嘩うんのかい}

と。彼は彼女を睨んだ。

≪お前こそ誰だよ。ウチのクラスに手出すなや≫

と冷たい目を向けた。

{んだとこら!}

彼は突然彼女に殴りかかった。

『きゃっ』私は思わずギュっと目をつむった。

しかし、何もない。ゆっくり目を開けると・・

!誰?

彼女の顔ギリギリなところにある彼の手を止めている男の人がいる。

{お前。やんのか??}

金髪がまた喧嘩を売ったら教室のドアから

<勝てない喧嘩は売んない方がいいんじゃない?>

この声は・・『心! 愛華!』