なのに、この世界のどこをみてもあいつを考えてしまう。 いちごの香り。 あいつのいちごの香り。 もう一度、あのいちごの香りに包まれたい。 あのいちごの香りの髪をなでて、抱きしめてやりたい。 そう思ってしまう それはあいつの幸せのために、願ってはいけないこと。